社労士と簿記、難易度はどちらが上でどちらが下?

社労士, 簿記, 難易度

社労士は、難易度が高い資格に入るにもかかわらず、わりと手っ取り早く取れそうな資格だというイメージがあるようです。確かに試験に素人でもみっちり受験対策をすれば1発合格できる可能性がありますし、合格後にやるべきことはあるものの極端に難しいことはありません。


そのような「取りやすさ」のイメージが共通するからでしょうか、簿記と社労士の難易度を比較する人もよくいるようです。簿記は社労士とは全く試験の形態が違うため簡単には比較しづらいのですが。



社会保険労務士 試験の合格率データ
年度 受験者数 合格者数 合格率
平成21年 52983名 4019名 7.9%
平成22年 55445名 4790名 8.6%
平成23年 53392名 3845名 7.2%
平成24年 51960名 3650名 7.0%
平成25年 49292名 2666名 5.4%


日商簿記2級 試験の合格率データ
年度 受験者数 合格者数 合格率
平成23年2月 66838名 21653名 32.4%
平成23年6月 52546名 18299名 34.8%
平成23年11月 64052名 28489名 44.5%
平成24年2月 53404名 16808名 31.5%
平成24年6月 48341名 14834名 30.7%
平成24年11月 61796名 14149名 22.9%
平成25年2月 57898名 27538名 47.6%
平成25年6月 42703名 5920名 13.9%
平成25年11月 60377名 13601名 22.5%

日商簿記1級 試験の合格率データ
年度 受験者数 合格者数 合格率
平成23年6月 13160名 1365名 10.4%
平成23年11月 14731名 1919名 13.0%
平成24年6月 11960名 1455名 12.2%
平成24年11月 13146名 1690名 12.9%
平成25年6月 10143名 984名 9.7%
平成25年11月 11037名 1153名 10.4%

日商簿記の1級と2級だけ引用しましたが、簿記2級の難易度は社労士とは比較になりません
簿記2級については、問題の難易度について運の影響があることが以前から知られており、いつ受けるかによって難易度が大きく変わってしまうのが難点ですが、いずれにしても社労士ほど難しくなることは考えられません。



しかし1級となると、話はだいぶ変わりますね。合格率を見ていると社労士よりも多少は楽なように見えますが、それだけで社労士より難易度が下だと断定する人はかなり少ないでしょう。このふたつについては、同じくらいだと考えるほうがよいでしょう。確かに合格を狙うなら簿記1級のほうが多少楽なこともありそうですが、世間からの評価は簿記1級のほうが高いこともあります。

もっとも簿記1級は、ただの経理業務をこなすのなら必須というわけではありません。この資格は会計士のようなさらに上の挑戦を想定したものでもありますし、その資格ですぐに仕事をしたいというのであれば社労士のほうがメリットが多いでしょう。

≪ 前の記事へ  次の記事へ ≫