役立つ資格と難易度の相関関係

社労士, 難易度

社会保険労務士(社労士)の試験は、難易度の高い試験です。
まずその事実ははっきり申し上げておきたいと思います。

いま日本には、国家資格、公的資格、採用資格など1150種類以上の資格があります。
その中にはもちろん、国や行政の公務員採用試験や教員採用試験なども含まれます。

そうした採用試験とは別系統で、有資格者として独占業務を持ち、開業者として実務を行うことのできる国家資格があります。

弁護士、司法書士、弁理士、公認会計士、税理士、社会保険労務士(社労士)、建築士、中小企業診断士、行政書士、土地家屋調査士などがそれです。

資格取得により開業が可能になる資格はもちろんほかにもたくさんありますがここでは割愛します。ここでお伝えしたい重要ポイントは、上記の資格の序列は、試験の難易度もほぼこの順番の通りだということです。

新司法試験制度の導入で、以前と比べ垣根が低くなったと言われていますが、それでも弁護士になるのが今も大変なことは容易に想像できますね。
税理士も合格までの道のりが長い試験です。しかし税理士試験の場合は、一度合格した科目は翌年の試験で免除されたり、大学院の学位を取得することで科目免除がある、などの恩恵があります。

社会保険労務士(社労士)の試験は、この税理士試験よりも、やや易しいといわれる難易度ランクに位置します。しかし決定的にちがうのは、社労士の試験には、税理士や中小企業診断士のように、合格科目の繰り越し恩恵がないということ。言い換えると1点の差で社労士合格を逃して泣いた人の場合でも、翌年はまたゼロからのスタートということです。

そして税理士試験も社労士試験も、試験内容こそ異なりますが、幅広い試験科目の攻略が必要になります。そこには、得意分野が出題された、たまたまマークしなかった分野から出題されたなど、運・不運も作用します。社労士試験とは、そういう試験です。

まずは社労士試験の難易度を体感値として感じていただきたく、このページを書きました。
社労士資格の価値は非常に高く、人気があります。だから決して易しい試験ではないこと。そのことをお伝えしたかったのです。
次のページでは、数字を見ながら客観的に社労士試験の難易度を測ってみます。

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